英語学習ではじめにすること(高校の英語/やり直し英語)
高校生のとき洋画洋楽好きで英語は常に耳にいれていたしとても興味があったのに、学校の成績はというと、定期試験で点数が伸びなかったんです。事前に言っておきますと進学校とはいえない高校ですが。
それを「学校の勉強と実際の英語と違うから」と言い訳していましたが、
あることをしてだんだん分かってきた感覚がありました。
● 文法はとても大切
それは、文法の参考書を一冊、少しづつやってからです。
「文法」?
そんなの当たり前でしょ、
と言う方は多いと思いますが、実際に高校生のときの僕は文法と聞くだけで気後れしてしまっていました。そんな人も多いのではないでしょうか。
でも、そこを踏んばれば確実にワンステージ上がることができます。
当時、定期試験になったらその試験範囲だけを勉強する。そんな感じでした。
その積み重ねがいつかは全体につながるということはあるでしょう。でも全体がどれだけあって、自分が今どの位置にいて何が分かっていないか、それを把握せずただ与えられた範囲だけ勉強していると、伸びないしゴールや目標が見えなくて疲れると思います。
勉強は体系的にするのがいい。
さて、英語(語学)の場合は、文法から学ぶことがとても大切です。
文法は科学でいうと法則。先人が見つけて作り上げたその知恵の恩恵にあずかりましょう。
文法の教材ですが、分厚くて多くを網羅した文法書でなくて、分かりやすそうなもの、親しみやすくて一冊全部できそうなものがいいです。Amazonのレビューの高いものを選べば基本間違いないと思います。
高校生の場合は、高校で配られるものでいいのでそれを授業の進行に合わせるのでなく自分自身で文法の本を一冊読みましょう。
その文法書に書いてある日本語の説明が理解できないこともあると思います。
特に高校生だとまだそういった文章に慣れていないかもしれません。
その場合は、まずは理解するように何度か読んでみましょう。それでも理解できないときはスキップしていいです。後から突然分かることがあると思います。まずは一冊完了させることが大切です。
大西泰斗先生の英文法の本は分かりやすく気づきを与えてくれますが、今年度(2024)のNHKラジオ英会話は文法についてです。この機会に聞いてみることをお勧めします。
● 短文暗唱の反復トレーニング
こういった教材が今はたくさん出ていると思います。
文を作るうえで欠かせない文法や文型を使った短文をまとめた教材。
あとはラジオ英会話のテキストの巻末にもそういった付録ページがあったりします。
その一文一文を何十回も繰り返し読み上げるんです。スポーツでいうと反復して筋力をつけるような感じです。
一日10とか30とか決めて飽きない程度に進めるのがいいと思います。
必ずネイティブの音声を真似てできる限り近づけることを心がけてください。
これで発音やリスニングの練習にもなるし、読んで理解することと違うやり方を入れることで気分転換にもなると思いますし、理屈じゃなく英語の作りやリズムを体で覚えることができます。
発展させれば、逆に日本語から英語にするのもいいと思います。
それが「瞬間英作文」の発想ですね。
それに文法だけを勉強していると理屈ばかりの話になって生きた言語の感覚がしなくなるかもしれませんので、こういった体に覚えさせる練習も必要ですね。
● けっきょくのところ単語
単語集で単語を覚えるのは、社会人の方には受験ぽい感じがするかもしれませんが、一番効率がいいと思います。
単語を知らなければ文法を知っていても意味が分かりませんが、単語を知っていれば文法が多少分からなくても意味をつかむことができます。
けっきょくのところ単語さえ知っていればどうにかなるのはあると思います。
僕が高校生のときは単語集に音声教材がついておらず別売りで高くてかえなかった・・(カセットテープです!)
今は音声がついているのが当たり前ですから、必ず単語の正しい発音やアクセントを聞いてとりくんでください。
そうしないと、僕がそれなのですが、間違えて単語の音を覚えていたことが元で今でもリスニングできない音が本当にあります。
単語集は、最初は基本の基本のものから入るのがいいと思います。
僕はその基礎をすっとばしてしまっていて、ごく基本的な単語の音や意味を間違えることがあります。。