今日、登録日本語教員試験を受けに行って来ました。以前の大阪府立大学、現在の大阪公立大学の堺市の中百舌鳥キャンパスです。キャンパス内に入ったのは初めてでした。広々していてとても解放感がありました。
さすが今の大学なので講義が受けやすいような視聴設備等は整っているようでしたが、自分の割り当ての教室の机と椅子は僕が大学生だったころにあったような昭和時代のもので、これは狭かったです。ただ、時間がタイトな試験ではなかったし、問題用紙もA4サイズで大きくはなく悪い影響はありませんでした。ただ窮屈でした。。
前回書いたように、試験勉強としては日本語教育能力検定試験でしたことのおさらいをした程度で今日は受けました。
<登録日本語教員試験>
試験は大きく二部構成(基礎試験・応用試験)で、応用試験は聴解と読解に分かれているので実質三部構成といったところです。
試験時間は、
基礎試験(100問)120分
応用試験 聴解(50問)50分、読解(60問)100分
で長丁場です。
ただ、全問選択式ですし問題数や内容に対して時間に余裕があり時間に追われることなくじっくり取り組むことができます。
基礎試験は養成課程を修了するなどすれば免除できます(免除の詳細については実施要項をご確認ください)、僕は免除はなく基礎、応用のすべてを受ける必要がありました。
自分が受験した感想ですが、基礎試験は合格点が80%以上取ることなのですが、これはかなり難しいと思います。
問題自体は一見すると平易な感じに見えますが、範囲の広い中で各用語や知識について必須部分よりも細かいところについて問われているものが多いように感じました。
これに対して応用試験は合格点が60%以上で、問題は日本語教育能力検定試験の対策をそれなりにしていれば十分取れる内容だと感じました。
今回受けて、僕は基礎試験の80%は取れていないが、応用試験の60%は取れているのではと思っています。
試験主催者側の意図としては、基礎が易しくて応用はそれよりも難しい、という想定だったのかもしれませんが、実際はその逆でした。(結果は分からないので断定はできませんが)
基礎試験を含めた合格率だと10%台ぐらいではないでしょうか。。免除があって応用試験だけの受験だと、そもそも受験者にはある程度以上の実力があるのだし合格率は70%以上あってもおかしくないのかと勝手に想像しています。
あるいは、基礎は免除があるので基礎の合格が難しければ、お金を払って養成課程を受けてくださいねーという誘導なのかもしれません。
全選択問題ながらこの受験料の高さ(基礎+応用 18,900円)といい試験問題の回収といい合格後も登録制だしそれでいて資格者の独占業務でもないし、国家試験にしては商売っ気たっぷりの試験だなというのが率直な感想です。
基礎試験について厳密に80%を合格点とするのか、または受験結果によって点数調整が入るのかは分かりません。いずれにせよ一応合格するまでは受験しようと考えています、一応。。