’24 3/26 「シェイクスピア名言集」(小田島雄志 著/岩波ジュニア新書)を読んで

 素晴らしい本でした。
 先日まで英BBCのドラマ「シェイクスピア&ハサウェイの事件簿」を観ていて、シェイクスピアに興味を持ちました。(出会いは突然に)
 昔、新潮文庫の一連の日本語訳のシェイクスピア作品集は読んだことがあるのですが、今回は原文の英語でもどう書かれているかもしりたくて、ちょうどこの「シェイクスピア名言集」が選ばれた各名言に日本語と英文が併記されていて、それについて解説が書かれている形式で私が求めていたものでした。
 その名言が使われたシェイクスピアの作品の背景が書かれているのと同時に、著者個人のエピソードも併せて書かれていてそれが親しみやすく読みやすくさせていて、それでいてしっかり内容もあるずっと本棚に置いておきたい一冊となりました。これを足掛かりに今後もシェイクスピアの理解を深めたいと考えています。
今、現在もアマゾンプライムでイギリスのドラマシリーズを観ていまして、役者の演技、脚本の巧みさを感じるのですが根本にはシェイクスピアが育った国という歴史があるように思えてきました。
 この本、いちおうジュニア向けということになっていますが、愛や人生についての話が多くて、日本語自体は理解できても内容はジュニアには難しいでしょうね(笑)むしろ大人向けです。さらには出版されたのが1985年、今からおよそ40年前で出てくる例えも今の30代であっても??かもしれません(笑)
ただ、本当にいい本でした。